蒸留所訪問

蒸留所訪問/山崎蒸留所に行ってきました!(2020/1/20)

蒸留所訪問 ~山崎蒸留所へ

2020/1/20(月)人生初の山崎蒸留所へ行ってきました。自分の思い出の記録のためと、これから山崎蒸留所へ行く予定の方に少しでも参考になればと思い、記事にしました。

いざ山崎蒸留所へ

前日はウイスキーラバーズ名古屋2020に参加し、その日は名古屋で一泊。翌朝、新幹線で京都へ向かう。宿泊予定の京都駅近くのホテルで荷物を預け、山崎蒸留所へLet’s Go!

JR山崎駅

最寄り駅は山崎駅!なんとも分かりやすい駅名(笑)。京都駅からJR京都線で15分程度のアクセスの良い立地なんですね。そのアクセスの良さからは想像もできないような田舎で静かな駅。(勝手に賑やかで栄えている場所を想像していた。) 静かな街並みを徒歩で向かうこと数分、凄まじいオーラでその存在を主張する山崎蒸留所の外観、そのたたずまいに胸が躍る!

山崎蒸留所外観

お買い物&ウイスキー館見学

私の予約している見学ツアーは13:30~なのに、営業開始の10:00ちょうどに到着する張り切りっぷり(笑)。受付の方に12:25~の時間帯に空きがあるとのことで、そちらに変更してもらいました。
さっそくお土産コーナーに向かう。既に10数人ほどのお客がいたが、無事、蒸留所限定のウイスキーを確保。まずは一仕事成功。見学ツアーの時間までウイスキー館をぶらぶら、展示物を眺める。

ウイスキー館の様子

蒸留所内にはレストランはなく、展示物等に特別興味がない方は、少々、手持ち無沙汰になるかもしれない。バーはあるが見学ツアー前は基本お断りとのこと。見学ツアーの時間に合わせて来場されるのが良いかと思います。

山崎蒸留所ツアー(有料)

製造工程見学編

製造工程順に主な製造工程の現場をガイドさんの説明付きで見学できる内容。内容は初心者向けと言いますか、ウイスキーの製造を全く知らない方でも楽しめると思います。私個人的にはもっとマニアックなことを知りたかったが、難しいことは考えずに現場の雰囲気を楽しむ。

マッシュタン&ウォッシュバック

ポットスチル&スピリッツセーフ

蒸留室は立ち止まらずに歩いて下さいとのことで、じっくり観察することはできませんでした。写真を撮るので精一杯。行かれる方は手振れ耐性のあるカメラをご準備下さい(笑)。

続いて熟成庫。そうかダンネージ式!油断した。不意打ちで初めてみるダンネージ式熟成庫に心奪われる。静かで薄暗い、荘厳で神秘的な、圧巻の一言。例えるならドラクエの洞窟にいるような感じといったところだろうか(笑)。山崎原酒の伝統的な育ちの環境を肌で体感できて感動した。

ダンネージ式熟成庫

テイスティング編

お待ちかねのテイスティングタイム♪
(1)ホワイトオーク原酒、(2)ワイン樽原酒、(3)シングルモルト山崎、(4)シングルモルト山崎(お好みな飲み方で)の4種。(1)、(2)は(3)の構成原酒の1つとのこと。山崎NAってこんなにおいしかったっけ?現地バイアスも入っているのか本当に美味しい!(4)はおススメのハイボールで乾杯し、ツアー終了。

テイスティングの様子

テイスティングカウンター

最後はお待ちかねのバー飲み。見学ツアーも終わったことだし気兼ねなく飲もう!お目当てはもちろん山崎25年、白州25年!このお二方の実力を縦飲みでじっくり堪能させていただきます。まずは、山崎いってみよう!
山崎12年、18年、25年

続いて白州!
白州18年、25年

この流れで響もいっちゃうか(笑)。
響21年、30年

ここでまさかの時間切れ。14時頃から飲み始めてもう16時30分。ラストオーダー過ぎてしまった。蒸留所でしか飲めない原酒をもっといただきたかったが、仕方がない。また次回のお楽しみにとっておくか。
ちなみに、気になるお値段であるが、山崎25年、白州25年、響30年はそれぞれ2900円で飲める。
これだけの年代物の贅沢なサントリーウイスキーがこのお値段で飲めるのははっきり言って破格!どれだけ製造技術が進歩しても、山崎25年を造るには最低でも25年の時間が必要。その25年もの時間が造り出す原酒、極端に言えば25年もの時間をたった2900円で買える。破格に思えてきません?(笑) 近くにあれば毎週通いたいレベル。ウイスキー飲み始めの方にこそ絶対飲んでいただいて、ウイスキー沼にはまっていただきたい(笑)。

本日のお会計

ここで山崎蒸留所を後にし、まだまだ飲み足りないので、京都洋酒研究所さんというBarへ向かう。その様子はまた別記事にしたいと思います。

山崎、白州、響 テイスティングノート

最後にテイスティングノートを!と言ってもそんな大げさなものではなく、その時感じた簡単なメモ書き程度です。

山崎

山崎25年

香り
・ゴム
・枯れた香り
・ウッデイ

・木のジュース
・熟々の熟成果実
・とろける
・クリーミー
・旨味が凝縮して
ネチャネチャなイメージ
・ゴム感は依然感じる
・余韻はゴムと樹液

山崎18年

香り
・バニラ
・ショートケーキ
・濃厚な蜜
・焦げ目のトースト
・青リンゴ

・濃厚なハチミツが
どーんと押し寄せる
・バニラ
・木
・とろける
・クリーミー
・枯れた味わい
・余韻は優しいバニラ

山崎12年

香り
・若い木の感じ
・みずみずしい青リンゴ
・後から綺麗なバニラ香
・梅っぽさも割りとある

・バニラ強め
・とろける
・バニラ、ハチミツが口いっぱいに広がる
・さわやかで清涼感
・チョコレート

白州

白州25年

香り
枯れた感
・リンゴ系統の熟々のフルーツ
・ネッチャネチャ

・濃厚なクリーム
・強いバニラ
・木のジュース
・なめらか
・焦げ感
・やや焦がしたバター

白州18年

香り
・意外と若めの木
・森林感もある
・綺麗な青リンゴの香り
・みずみずしくも、熟成感もありバランス良し

・バニラがどーんと、しかも長く続く
・最後までフルーツの甘味
・余韻は強めのウッデイ
・うっすらゴム感も

響30年

香り
・枯れた感じのウッデイ
・バニラ
・ハチミツ
・大福、あんこ
・樹液

・きらびやかでどっしりバニラ香
・大福のような和的な甘味も
・なめらか過ぎる!
・濃厚クリームからのビターな流れ
・余
韻はハチミツ強め、意外とあっさりめ

響21年

香り
・ウッデイ
・セメダイン
・穀物感
・香ばしい
・焦げ

・甘々な
ハチミツがびっしり
・バニラも
・なめらか
・クリーミー
・やや渋味も